教育・子育てで使える心理学 アンカリング効果 (実践例付き)

自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。

子どもが指示・命令を聞いてくれないんですよ。

って悩み、教育や子育ての場面であると思います。そんな時にこのアンカリング効果を使って、子どもたちが自分で「動こう」と思えるようにしてみてはいかがでしょうか?

アンカリングとは

最初に示した数字などが基準となり、その基準より多いか少ないかで判断します。これを上手に使うことで、相手の基準をズラし、こちらのして欲しいことを、してもいいかなと相手に思わせることができます。

この方法は、商売などでもよく使われていますね。

実践例

宿題や課題を出す時

宿題や課題の量を増やしたい時や、相手が嫌がりそうな量を出す時にも使うことができます。自分が出す予定の量よりも多めの量を最初に言い、その後予定の量を出すといいです。

宿題のプリント5枚にしようかな〜。(5枚が基準になる)でも、3枚でいいか。(5枚より少なくなっているので、量を少なく感じ、了承しやすくなる。)

苦手な物を食べさせる時

5つ食べる?(基準が5つになる)

でも難しいなら2つにする?(基準より少ないので、食べてもいいかなと思える)

先ほどの例と同じように、基準をズラすことで、それぐらいなら食べてもいいかなと思いますよね。日常生活でもよく使っている方法だと思います。

好きな物をあげる時

1つあげようかな(基準を1つにする)

でも、今日頑張っていたから、特別に3つにしてあげる(基準より多くなり、喜びも増す)

基準をずらすことで、相手の喜びを増やすこともできると思います。

終わりに

このように基準をズラすことによって、相手に、これぐらいならしてもいいかと思わせることが出来、結果として取り組んでくれやすくなります。(子育て・教育でも使える心理テク!!イーブン・ア・ペニー・テクニックの記事に詳しく説明してます。)そこを利用して、気持ちよく子どもたちに動いてもらいましょう。

最後に、自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について学習し、教員として困っていた時期に教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。

その時の内容や、今でも勉強している育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。

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