知ってますか?感覚統合 落ち着きがなどを理解するために: 子どもの発達障害と感覚統合:遊びを通じて理解する新たなアプローチ知ってますか?感覚統合 落ち着きがなどを理解するために

子育て本 レビュー

自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。

最近増やしている教育書レビュー

今回紹介したいのは

この「子どもの発達障害と感覚統合(前田智行著)」と「学校・家庭で楽しくできる 発達の気になる子の感覚統合あそび (発達障害を考える心をつなぐ)(川上康則)」です。自分も最近Twitter経由で知った考え方です。本を読んでいると、この考え方、保育・幼稚園・小学校低学年(特に体育)・子育てで活かせるなと思いまとめていこうと思います。

おすすめの人

  • 子育てで悩みがある人
  • 子どもが不器用だなと悩んでいる人
  • 落ち着きがないなと思っている人
  • 目的を持って遊ばせたい人等

子育てで悩む方教育に関わる人、子どもの発達に興味のある方に特におすすめです。感覚統合アプローチは、子どもたちの問題行動を理解し、将来の学習をサポートする手段となることがわかります。日常生活に取り入れられる実践的な遊びもたくさん紹介されており、ぜひ試してみてください。

感覚統合とは?

みなさんが知っている感覚はなんですか?一般的な感覚は

  • 視覚
  • 聴覚
  • 味覚
  • 嗅覚
  • 触覚

ではないでしょうか?感覚統合ではこれに加えて

  • 固有感覚(体に対する感覚 関節や筋肉などの動きや自分の体の位置関係を知る感覚)
  • 平衡感覚(体の傾きを検知して、バランスを取るための知覚)

があります。人はこれらの中から複数の感覚を用いて、体を目的に合わせて動かしていきます。これらの感覚を合わせてうまく動かすために運動させたり、遊ばせたりする考えです。

偏りがあると?

偏りがあると、自分から刺激を求めて動いたり、一つの感覚が過敏・鈍麻(どんま)になっていると不適切な行動に現れたりします。例えば

  • 平衡感覚への刺激を求めて→飛び跳ねるor揺ら揺ら揺れる・姿勢の保持ができなくなる
  • 触覚から重さを正確に把握できない+固有感覚の発達が不十分で力の調整が難しい→コップに水を注ぐときにこぼす(不器用さ)

じゃどうするの?

複数の感覚を用いた遊びをしていくことで、感覚に刺激を入れたり、使いこなす訓練になったりします。例えば

バランスボールやブランコでゆらゆら→視覚的には揺れる+平衡感覚でバランス調整が必要になる+固有感覚で適切なところに力を入れる

風船ポンポン→視覚的にボールの位置を把握+適切な位置で体を支える平衡感覚+風船を上げるための力加減固有感覚

はいはい→固有感覚 体を支えるための力加減+平衡感覚 一時的に3本の手足で支える+視覚 目線を上げて障害物などや目的地を把握する

のような感じになります。

うちの子も下のように遊んでいたので、平衡感覚刺激していたのかなと思います。

遊びの具体例は「子どもの発達障害と感覚統合」と「学校・家庭で楽しくできる 発達の気になる子の感覚統合あそび (発達障害を考える心をつなぐ)」でたくさん乗ってます。

まとめ

今回この感覚統合に関わる「子どもの発達障害と感覚統合」と「学校・家庭で楽しくできる 発達の気になる子の感覚統合あそび (発達障害を考える心をつなぐ)」のような本を数冊読んでみて

  • 子どもたちの問題行動は感覚刺激を求めいること(本人は成長しようと思っている)
  • 赤ちゃんの行動は感覚統合するための運動だから、先を急ぐ必要はないこと
  • 不器用さなど困り感を少しでも解消するための遊びがあること
  • 小さな子の将来の学習をサポートできる遊びがあること

などを知ることができ、簡単に実践できる遊びが多くてとても勉強になりました!!

実際には、もっと詳しく感覚統合についてまとめてあるので

などの本を読んでいただければと思います。

最後に

最後に、自分は、大学で保育・幼稚園も学習し、教員として困っていた時期教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。

その時の内容や今でも勉強した、育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。

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