自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として１０年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。
最近増やしている教育書レビュー第１０弾。舩津徹さん（TLC for Kids代表）
『世界標準の自己肯定感の育て方 失敗に負けない「強い心」が身につく』です！
この数年の教育現場や子育ての場で話題にされている自己肯定感を育てる！！方法を教えてもらえる本です！
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どんな本？
この本は、子どもの年齢に合わせた育児ポイントを教えてくれます。
その年齢でしておきたい課題があります。それをしっかり超えていくことで、どんどん子どもが成長し、自己肯定感が育っていくそうです。なので、その時に必要なことを知るだけで育児が楽になると思います。
この本がおすすめな人
子どもの自己肯定感を育てたい！！
他国の子育てについて知りたい！！
など子育てについて多くの学びがあると思います。
おすすめポイント
年齢につれて自己肯定感が下がる日本人
日本人の自己肯定感は低い！とよく言われますが、筆者はデータから見て正しくは『年齢につれて下がる割合が高い』と読み取っています。そこに影響しているのが、
気をつけたい親の謙遜
自己肯定感とは「自分は受け入れられている」と言う受容感情です。この感情は親から与えられているものですが、
親が子どもを謙遜してしまうことが自己肯定感が下がることに影響していると考えられています。
例えば
うちの子はダメで！
他の人に褒められた時に
そんなことないよ
と自分のお子さんを貶しているそうです。。でも日本人なら褒められた時に、否定したくなることもあると思いまが、相手を褒めたり、ありがとうと返したり、トンビがたかを産んじゃったね。などな返しを勧められていました。
０〜２歳の子育ての課題は基本的信頼感の獲得 スキンシップをたくさんしよう
この時期に大切なことは、親への信頼を感じることだそうです。
この信頼を得るために必要なことが心地よいスキンシップです。この時、脳はオキシトシンを発生させるそうです。心地良いスキンシップをすることで、このオキシトシン（愛情ホルモンや信頼ホルモンと呼ばれています）が分泌されること、自己肯定感を育む素地がつくられたり、育むことができるそうです。
触れ合うときに大切なことは、五感をたくさん使うこと！
例えば、
- 話をかけながらスキンシップをする
- 体を近づけて匂いも感じながらスキンシップをする
- 目線を合わせてスキンシップをする
などすることでより効果的になるそうです。
１〜３歳は自律性 自分でやってみる！
自律性ははぐくむためには、子どもが安心できるようにしっかり甘えさせてあげることが大事だそうです。
そうすることで、親が安全基地（つらくなってもお家の人がいるから大丈夫！！）となり、子どもの意思で離れていき、自分でする！！と自立していくそうです。
子どもに任せて上手くいかないことがあったりたり、いたずらだと思えるようなことがあったり、しますが、これらは子どもが実験をしていると思って見守ることも必要だとされていました。
その他
コミュニケーション能力をあげよう
これからの社会にとても必要とされているコミュニケーション能力！これを高めるために、子どもとごっこ遊びをすることが効果的だそうです。
また、体が触れ合いながら行う遊びも効果的だそうです。
例えば
- お馬さん（四つん這いになった人の背中に乗る）
- ゴーカート（膝の上に載って車ごっこ）
- ジャンプ遊び（子どもの手を持ってジャンプ）
ユダヤ人の子育て
今日なに勉強した？
こういうふうに聴きたくなりますよね。でもユダヤ人は、
今日なにを質問したの？
と聞くそうです。こうすることで子ども自身が自ら疑問を抱き、探求していく能動的な学習態度を育てることができるそうです。また、分からないことがあったら質問する習慣づけることで、学習の消化不良をなくすこともできます。
まとめ
自己肯定感は環境によって増減するそうです。だから、子どもは、年齢が上がっても親に甘える場面があるのかなと思います。そんな時は、しっかり甘えさせてあげて、次に向かう気持ちが持てるようにしてあげたいです。
最後に
最後に、自分は、大学で保育・幼稚園も学習し、教員として困っていた時期教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。
その時の内容や今でも勉強した、育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。
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